11月27日のファンキー大百科
Scoobie Do、レキシ、SUPER BUTTER DOGのライブを楽しみにしてくれてた皆様へ小雨降る11月1日の夜10時過ぎ、お店で食事をお腹いっぱい食べ ちょいと外で電話を
一本すませ おっといけねーおかいけー!!
と勢い良く振り返った瞬間 店の入り口はタイルばり 軽い傾斜 雨でぬれており
右足から滑り 脇腹から 倒れ込み
真下に置いてあったこじゃれた 鉄の灯籠に脇腹が激突したのでした
夜 人通りの少ない道に響いた 聴いた事も無いグシャっていうおと
自分がどんなことになったのか一瞬わからなかったんだけど
その次にうんざりするほどの痛みに素直に
「いっふでぇ」
って声を出しました
意外に小さい声だった
つぶやくみたいな 自分でも怖くなるほど感情のこもってない声
しばらく痛みからのがれようと店の外でぐるぐるした後
脇腹が今まで動かなかった物が動き出してるのに気づき
これは ヤバ・・・ かなーりヤバい やばくばくばくばくばくクライシス
半泣きで店内へ戻り友達に助けを求めに行くと
たった数分前と今じゃ天国と地獄になった僕を見て
こいつはただ事じゃない事を悟り 「でぅぅぉおおおしたぁのあああ〜」
とかけよってきました
「ふぁき ふぁきはらか おれは
ふぁきはらから こけへ おれは たふん おれは」
<訳> 脇 脇腹が 折れた
脇腹からこけて 折れた たぶん 折れた
痛みとびびりから 蚊になってしまった
でも蚊になった自分に気づきたくないから蚊語をいっぱい喋った
独り言 からっかさの声
こんなときって意外に冷静なもんなんだな
腹をくくったみたいに
どこか清々しささえ感じてた
あーーーやった おれやった やったよ やってんの やってやんの あーーやったのね
やるときゃやるね
やりがちね やるとき やるれば やられるでしょう やっるー ふーわっ! ふーわっ!
やっるじゃぁーん
ってあたまでぐるぐる繰り返して 自分をいじってみたら ちょっと笑えた
店の前で痛みを抱えていると、友達がタクシーを拾って来てくれた
そしてこの近くなら F病院の緊急受付が一番近いとタクシーの青年運転手が教えてくれた
そして友達二人と俺を乗せて車は走り出した
数分で到着、車を降りるときだった 青年運転手が申し訳無さげに
「ふっ・・ ファンです・・」
と突然
一瞬沈黙の後友達と3人で笑ってしまった
「こんな時にすんません・・おっ おだいじに」
といって車はいそいそ走り去って行った
でも 楽になった なんか一瞬格好つけたい俺が乗り移って来て
痛みをわすれさせてくれたのだ
でも俺の精一杯の格好付けは右斜めからあびせる
柳沢しんごチャン的すまいる
「だいじょうぶだぜ」
でも声は蚊
「たいしょうふたせ」
聞こえたのかどうかさえもわからない
時は11時過ぎ
結構この時間に来る急患の方達はいるんだね みな一様に不安を抱えている
あの何の個性も無い乳白の病院の待合室では
皆の不安げな表情が余計に強調されるんだな
でも 普段外では見られない、隠せないごろっとした本当の表情がある
俺の痛みとは別次元にいる この人はいる
「たかし〜中日勝ったぞ〜!」
駆けつけた父の第一声だ
真剣な顔で俺をみたかと思うと すぐこみ上げるおかしさで顔がニヤケて手で口を押さえ
ウシャウシャ笑って体をよじっている
何がそんなにおかしいのか全くわからないけど 父はもう初めっからMAXなのだ
いつも思うのだけど 多分父は賑やかな事が好きなんだと思う
父からしたらこれはちょっとした祭りなのだと思う
ただでさえ息をしたら激痛が走るのに 父の爆笑につられ俺も笑いそうになる
だから視界からはずすためにおやじを外に出すのだけど
我が父の声のでかさははんぱなく 外の屋根に反響して余計に
ダイナミックかつエフェクティブになった父の声は
余計に面白さを倍増させて白く伏し目がちな夜の緊急病院をウハウハ
ゆらしてゆくのでした
後日精密検査の結果全治3か月
『また思いっきりいったね〜 え〜↗
三本きれ〜にずれてるもんなぁ これ でも頭だったら死んでるよ〜 え〜↗』
語尾が上がる え〜↗を挟み込む先生だった
「あの 自分 音楽やってて 歌ってて 今月末ライブなんで」
という言葉にかぶりながら
『むりよ〜 むりむり〜
骨がつきだすのに1ヶ月かかるんだから そっから大きく息吸えるかどうかなんだから
ライブなんて無理だよ
歩行も出来るだけ控えて安静に 絶対安静だよ』
「・・・」
語尾を上げる先生は最後は上げてくれなかった
完
今回のファンキー大百科を楽しみにしてくれていたみんなさんにはまことに申し訳ない
遠くから来ようとしていた子は早割を予約しただろうし
セツナ!!って絶叫のどさくさで 手を握ろうと計画していた子
それでもってクリスマス 正月に向けてパートナーを作ろうとしていた人達もいたよね・・
なんとか早いとこ完治させて熱唱と熱舞の場を作りたいです
11月22日 永積タカシ
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